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【イエテラスの新築コラム】新築の家に和室は必要?理想の和室を作るための7つのポイント【太田市・桐生市・みどり市・伊勢崎市・足利市で新築住宅をお考えの方へ】

皆さまこんにちは!

いえとち本舗 群馬東毛店の吉田 です!

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新築検討中に一度は考えるのではないでしょうか?それは家を建てるのに和室をつくるかどうか、ということです。

新築の家に和室が必要かどうか迷うことがありますよね。

「和室があれば便利そうだけど、本当に必要なのかな?」っていう声もよく耳にします。

 

そこで今回は、新築の家に和室をつくる時の理由と理想の和室のつくり方について解説していきたいと思います。

畳や和室が好きな方、気になる方はぜひご覧下さい。

和室

 

和室のメリットとデメリット

それではまず、和室のメリットとデメリットについて見てみましょう。

和室がある1番のメリットとしては、「和室はいろんな用途に使える」ということが挙げられます。

簡単にいうと和室は使い勝手が良いんですね。

 

たとえば、ちょっと横になりたいと思った時にゴロンと横になれるくつろぐスペースとして使うこともできますし、お客さんが来た時は座卓を置いて客間に、座卓を片付けて布団を敷けば寝室に使えたりなど、和室はいろんな使い方ができるのが魅力です。

和室では必要に応じて布団や座卓を使うことで寝室や居間など使い方を自由に変えることができるんですね。

また、和室を子供の遊び場にしたり洗濯物を畳んだりする家事スペースも兼ねるという使い方もあります。

リビングの一角だとどうしてもゴチャゴチャ見えてしまうものでも、和室という独立したスペースが有ることで空間にメリハリが付くようになります。

「何かあった時のために和室を用意しておきたい」と言う方は多いですが、まさに色んな使い方ができるのが和室の最大のメリットなんですね。

 

一方、和室のデメリットを挙げるとすると、和室は傷みやすいということが挙げられます。

畳や障子、ふすまと言った和室で使う物は自然素材の物がほとんどなので、マメなメンテナンスが必要になってくるんですね。

たとえば畳は長く使っていくと傷みが目立ってくるので定期的に表替えをしたり交換をする必要が出てきますし、障子やふすまが破けた場合も張替えをする必要が出ててきます。

定期的なメンテナンスが必要ということは、それだけメンテナンスの費用も見ておく必要があります。

このように、和室はフローリングの部屋よりも手間が掛かるんですね。(和室を洋室にリフォームするケースが多いのもコレが主な理由です)

 

また、和室は傷つきやすいのでペットを家の中で飼っている場合はより劣化しやすくなってしまうなど、どんな家でも和室が合うというわけではないという点も注意しておきたいですね。

一方、傷やメンテナンスが気になる場合はふすまを使わずに普通の扉をつけたり、障子も破れやすい紙を使うのではなく和紙をプラスチックで挟んだワーロンシートを使うなど、使う素材に耐久性が高い物を選ぶのも効果的です。

和室を何に使う?

和室

和室をつくる時、「何のために和室をつくるかを明確にする」という事が一番重要なポイントになってきます。

和室をつくるにしてもある程度のスペースは必要になってきますし、タタミなどの費用やメンテナンスも必要になってくるので、せっかく和室をつくったのに使わない和室になってしまってはもったいないですよね。

そうならないために、まずは和室をつくる理由をいくつか挙げてみましょう。

 

和室を誰かが泊まった時の客間として使う

和室1

和室をつくる時に一番多い理由。

それは、和室をリビングの一部として使うけども、誰かが泊まりにきた時は和室を客間として使ってもらうというケースです。

親御さんや遠くからの親戚、友達がよく遊びにくる家なんかだと重宝しそうですね。

和室があると万が一というケースに対応しやすいので、安心感があります。

 

ただ、都市部の場合はこのような使い方の和室にする場合、注意が必要となってきます。

都市部のコンパクトな家で客間として和室をつくってしまうと、他の部屋の大きさや配置に大きな影響を与えてしまう事があるからなんですね。

そのため和室があるためにバランスの悪い間取りになってしまったり、LDKがとても窮屈になってしまうなんてことが起こることがあります。

どれだけ泊まるか分からない場所をつくるために、日常生活を犠牲にしてしまうと本末転倒になってしまいます。

また都市部であれば誰かが来た時は近隣のホテルに泊まってもらうという選択肢もあります。

家全体の広さがしっかり確保できている場合は問題ありませんが、そうでない場合は年に数回の宿泊のために他の部屋を犠牲にして和室をつくっていないか。

この部分を考えてみるのが重要なポイントとなってくるんですね。

 

将来親と同居する

和室2

将来、親御さんと一緒に住む予定、もしくは住むかもしれないので和室を作っておくという方も多くいらっしゃいます。

将来のための予備の部屋という感じですね。

この場合の和室のつくり方のポイントは2つ。

 

ひとつは、リビングとあまりにも近い場所は避けるという事です。

あまりにもリビングに近すぎると将来親御さんが住んだ時にリビングの物音に困る恐れが出てくるからなんですね。

歳を取ると生活のリズムが変わってくるので、寝るときにリビングのTVの音がうるさく感じられてしまうこともあります。

そのため、この場合はリビングと近過ぎる場所に和室を配置するのではなく、緩やかにつながるくらいの場所に和室があると将来も安心です。

(反対にプライバシーを重視しすぎてあまりに孤立した場所に和室を作ってしまうと、体が弱れば弱るほど家族と顔を合わせる機会が減り孤立感が出てくるので注意してくださいね)

 

もう1つは、あらかじめ親御さんの荷物の確認をしておくという事です。

その理由は、いざ同居となった時に収納が足りなかったり、荷物が部屋に置ききれないという事を避けるためなんですね。

もちろん、引越してくる時にはある程度荷物の整理をしますが、大きな家具など思い出の品は捨てられないという方もいますので、あらかじめどれだけの荷物量があるか確認しておくと、後々物を置く所がないという問題を避けることができるようになります。

 

和室を子供の遊び場、昼寝スペースにする

和室3

 

特にお子さんが小さい時の昼寝スペースや遊び場に和室は最適です。

キッチンで料理しながらでもお子さんの様子を見る事ができるのはやっぱり便利ですよね。

遊び場としてのスペースが決まってくるので、リビングがおもちゃで散らかるというのも避けることができるようになります。

また、家に畳があるとお子さんにとっても畳が身近な物になるという、教育に役立つ一面もあります。

 

和室を家事スペースとして使う

洗濯物をたたんだり、アイロンをかけたりと和室を家事スペースとして使われる方もいらっしゃいます。

和室は床に洗濯物を広げられやすいというのも、和室を家事スペースに使いやすい1つの理由となります。

その一方、LDKのとなりにある和室は家事スペースとして使いやすいのですが、色んな物を置いてしまったり洗濯物をすぐに畳めずにしばらく置いてしまったりすると雑多な感じになりやすいので注意も必要です。

来客があった時は引戸を閉めて隠してしまうという奥の手を使う方も・・。

忙しい方にはオススメの和室の使い方と言えるかもしれませんね。

 

和室を寝室として使う

和室を寝室として使う方もいらっしゃいます。

特にお子さんが小さい頃は1階ですべて完結できるようにしたいとか、歳をとった時に1階で完結できるようにするために和室を設けるというケースはよくあります。

 

掘りごたつをつくって居酒屋風に

これはお酒好きの方限定と言っても過言ではありませんが、居酒屋のように掘りごたつをつくって和室でお酒を飲みたいという方も結構いらっしゃいます。

雰囲気が良いと、お酒もより楽しく飲めそうですね。

 

また、和室の段差を利用してキッチンカウンターに向かって座れるようにするという方法も。

小上がりの和室

 

和風感を出して居酒屋風にするのも良いですし、半畳たたみを使ってモダンな雰囲気を出すなど、小上がり和室の作り方次第で家の雰囲気をガラリと変えられるのも魅力です。

 

ちなみに、このように和室を掘りごたつにする場合、掘りごたつのフタも一緒につくってあげると便利です。

掘りごたつのままだと誰かが泊まりにきた時に布団を敷く事ができませんが、掘りごたつにフタをする事ができれば布団を敷いて寝る事ができます。

和室で飲み過ぎたって時にも便利ですね。

掘りごたつのフタは畳か木でつくれば大丈夫です。

 

畳が好き

畳

い草のにおいや畳の肌触りが単純に好きという方も大勢います。

この場合、和室の使用目的などとは一切関係ありませんが、実はこの畳が好きというのが和室を造る上でかなり大きなポイントになります。

 

「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあるように、好きだと単純によく使うようになりますよね。

その結果、和室に人が集まりいつの間にか和室が無くてはならない家になっていきます。

畳が好きな人が和室を作ったけど後悔しているなんて話は・・、やはり聞かないですね。

和室を作る場合、家の大きさも重要

和室を作る場合、家の大きさというのも重要なポイントになってきます。

和室を作るには一定の広さが必要になってくるためコンパクトな家であればある程、和室を作ることでリビングなどのスペースが圧迫されて住みにくい家になってしまったり、間取りが上手くいかない原因ともなってしまうからなんですね。

たとえば、4.5帖の和室を作る場合は押入れも含めて3坪ほどの広さが必要になってきますし、6帖の和室を作る場合は4坪ほど広さが必要になるなど、和室が有るか無いかで家の大きさ、バランスというのは大きく変わってきます。

 

和室は有ると便利だけども、無くても生活はできるものです。

そのため、家の広さに余裕がある場合は和室を作っておいても後悔するケースは少なくなりますが、コンパクトな家の場合は家全体のバランスを見ながら和室を作るかどうかの判断をしたいですね。(和室を作らない方が間取りが綺麗にまとまるケースもよく有ります)

 

場合によっては和室ではなく畳コーナーにしたり、和室がすごく好きという場合は寝室を和室にする、もしくは寝室の一部を小上がりの畳にして和洋室にするなど部屋自体をアレンジするのも効果的です。

 

また、畳が好きな方は和室を作るのではなく畳リビングに思い切ってしてしまうのもありです。

畳のリビングに床座することでよりくつろげる空間になるでしょう。

スリッパを脱いであがれるのもリラックスできるポイント。来客の反応もきっと良いはずです。

畳リビング2

畳コーナーってどうなの?

畳コーナー

和室を検討する場合、和室を作るのではなく畳コーナーを家に作るという方も多くいらっしゃいます。

「和室と畳コーナーの違いって何?」と言った場合、広さで言うと和室は4.5帖くらいから、それ以下からは畳コーナーと呼ばれる事が多いです。

やはり奥行きがコンパクトになると畳コーナーと呼ばれるようになります。(上の図面参照)

 

和室までは作るスペースがないけど畳コーナーなら間取りの中に自然な形で取り入れられるという事もよくあります。

和室と畳コーナーの奥行きの違いは1mほど。

特にLDKがそんなに広くない場合、この1mの違いでリビングが狭くなってしまう事もよくあるんですね。

 

そのため、和室じゃなくてもいいんで畳が欲しいという場合、畳コーナーも選択肢に入れると効果的です。

畳が好きなら畳コーナーでも十分楽しむことができますよ。

 

その一方、畳コーナーをつくる時の注意点としては、畳コーナーは誰かが寝るにはちょっと狭いという事です。

布団一枚のサイズというのは畳1帖よりも一回り大きいサイズですので、普通の畳コーナーだと布団がはみ出してしまうので1枚しか布団を敷く事ができません。

こんな感じではみ出してしまいます。

布団のサイズ

 

そのため、畳コーナーに布団を敷くなら1枚が基本となってきます。

3畳の畳コーナーに布団を敷く

でも、いざと言うときは何人か寝れる場所にしておきたいという場合もありますよね。

その場合、少し板間をつくって奥行きを広げてあげると布団問題を解消する事ができるようになります。

少しの事ですが、この少しの差で畳コーナーの用途の幅が広がるので、畳コーナーに限らず布団を敷く可能性のある場合は布団のサイズを基準にスペースをつくるのがポイントなんですね。

また、畳コーナーに襖など建具をつけてしまうとかなり狭く見えるケースも有るので、たまに仕切りたいという場合は天井にロールスクリーンをつけて必要な時だけゆるやかに仕切ってあげるという方法もあります。

日常ではロールスクリーンが見えないようにしといてあげれば、あまり目立ちませんし、いざ仕切りたいという時に便利です。

和室は独立?リビングの横?

和室を作る場合、独立した和室にするケースとリビングの横に和室を作ってリビングと一体に使えるようにするという2つのケースが考えられます。

では、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか?

詳しく見てみましょう。

 

独立した和室を作る場合、「客間として使ったりお客さんが泊まる寝室として使うので独立した和室にしたい」というケースが大半をしめます。

やはりリビングの横だと生活音が気になってしまう可能性があるので、独立した和室にするという訳ですね。

親御さんと将来同居する可能性が有る場合も、独立した和室を検討される方が多いです。

また、客間として使わない時は一人でゆっくり過ごせる場所として和室を使うのも良いですね。

このように、独立した和室にすると落ち着いた部屋になるのは一番のメリットと言えます。

 

その他、家に遊びに来る人が多い場合は和室を玄関横に作って玄関付近で来客対応できるようにするという方法もあります。

こんな感じですね。

玄関横の和室

このように独立した和室にする場合、用途に合わせて場所を自由に配置できるというのも大きな魅力です。

その一方、LDKなどの広さを確保した上で別に和室を作る必要があるので家の大きさもある程度の広さを確保しておきたいですね。

 

では次にLDKと一体に使える和室について見てみましょう。

モダンな和室2

LDKの横に和室を配置した場合、普段はLDKと一緒に使うことができるので、和室の使い勝手の良さを最大限に使う事ができるようになります。

LDKから和室の様子が分かるので和室を子供の遊び場にしたり子供が小さい時にはお昼寝場所にすることもできますし、フローリングでゴロゴロするのは少し抵抗がある場合でも、和室だといつでもゴロンっと横になってくつろげるのも魅力ですね。

また、日頃はLDKと一体で使っていても、誰かが泊まりに来た時は扉を閉じて寝室として使えるなど、和室を用途に合わせてフル回転させることができます。

 

ただ、LDKの横の和室というのはリビングの音も聞こえやすいなどメインの生活空間と近い分だけデメリットもあります。

そのため、頻繁に誰かが泊まりに来る場合や将来親御さんとの同居も視野に入れている場合は、リビングを通らなくてもトイレや水回りに行けるよう回遊動線にするなどの配慮をしておきたいですね。

またその場合、TVと和室はできるだけ離すようにするなど、生活音の影響もできる限り減らしておくのも大切なポイントです。

和室の床は小上がりにする?

リビングの横にある和室や畳コーナーは床を1段高くする事が多くあります。

そして1段上がった分、引き出し収納がついている和室をよく見ますよね。

 

段差の高さは低くて20㎝、高くて40㎝くらいの間で設定する事が多いです。(必ず高さの確認をするのがベストです。40㎝は結構高く、30㎝ほどが使いやすい方が多いです)

 

和室を1段上げるメリットとしては、和室とLDKの目線の高さを揃えると言う効果があります。

LDKではダイニングテーブルのまわりに座ったり、ソファに座ったりと、床に座った時よりも視線が高い位置に来ます。

そのため、和室を一段高くする事で視線の高さが近くなり、お互い何処にいて何をしているか認識しやすくなるんですね。

 

あとは、床を上げる事で通常の場所とは違う特別感を出す事もできます。

先ほどの和室を居酒屋風にする方は、間違いなく床を上げています。(酔っぱらってる時は段差が無い方が良いと思うんですが、不思議とつまずく人は意外と少ないです。)

 

また、床を上げた分、引出し収納をつくって収納力を上げる事もできます。

収納をつくる場合、段差の高さがあまりないとほとんど収納スペースがとれないので、バランスを見ながら小上がりの高さを決めたいですね。

ちなみに、フローリングが柔らかい無垢材など傷がつきやすい素材の場合は、小さいタイヤを付けてコロコロと引き出したりしていると、いつの間にかフローリングが傷だらけなんてことが起こるので、レール式の引出しにするのがおすすめです。

 

一方、和室の床を上げた時のデメリットを挙げるとすると、段差が付く事でつまずく可能性が高くなることが挙げられます。

特にお子さんが小さい時なんかは落っこちないか気になりますよね。

あとは歳をとった時です。

この辺りが気になる場合、段差を無くすか20㎝くらいの低めの段差にしておくといいですね。

(ある程度段差があると段差に気付かずにつまずくという事は少なくなります)

 

最後に、費用の面です。

和室の床を上げる方が材料や手間がかかるので、必要なお金は増えてしまいます。

 

このあたりのメリット、デメリットを加味しながら和室の床を上げるかどうか決めていきたいですね。

まとめ

今回は新築の家に和室は必要なのか、また和室を上手く作るにはどのような点に注意すれば良いかについて詳しく見てきました。

和室をつくる場合、「なぜ和室が欲しいのか」というのがとても重要なんですね。

あとは家全体のバランスを見ながら和室にするのか畳コーナーにするのか、また独立和室にするのかリビング横の和室にするのかを調整していくのが、一番満足できる和室のつくり方になってきます。

 

い草のにおいや畳の肌触りは気持ちよい物です。

ぜひ満足いく和室をつくってくださいね。

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