いつまでもキレイに!住宅メンテナンスのポイント

 

太田市・桐生市・みどり市・伊勢崎市・足利市で新しく建てた大切な家を維持するために欠かせないのがメンテナンスです。

内容によって数十万円から100万円以上かかるものもあるため、予めメンテナンスに必要な費用を確認しておかなければ、後々お金の問題に悩まされることもあります。

今回は住宅メンテナンスについて、どのような部分にメンテナンスが必要か、大まかな費用の目安まで解説します。

 

住宅メンテナンスが必要な部分とかかる費用

住宅メンテナンスは住宅の耐久性や美観に関わるため、定期的なメンテナンスが必要です。

ここでは住宅でどの部分にメンテナンスが必要なのか、内容や費用、頻度について解説します。

外壁、屋根、バルコニー

外壁、屋根、バルコニー

住宅の中でもメンテナンスの重要度が高いのが外壁、屋根、バルコニーです。これらはメンテナンスを怠ると建物に深刻な被害を与える可能性もあります。そのため、特に優先してメンテナンスする必要があります。

メンテナンス内容

外壁や屋根は建材の種類に応じて塗装を行う必要があります。外壁を安く施工できるサイディングは、防水性を保持するために定期的に塗装する必要があります。屋根でよく使われるスレート屋根も塗装が必要です。

屋根材が瓦の場合、耐久性が高く材料そのものに防水性があるため、メンテナンスの面で見ると、塗装は必要ありません。

劣化した外壁材や屋根材を塗装せずに放置しておくと、建材がひび割れて塗装では対応できなくなることがあります。この場合は外壁材や屋根材の張り替えなど、より大掛かりな工事が必要になります。

またバルコニーの防水もメンテナンスが必要です。防水にひび割れや浮きが見られる場合、水が浸入してしまうため、防水施工を行う必要があります。ひび割れる前のメンテナンスであれば、トップコートと呼ばれる表面の塗装だけ行っても問題ありません。

費用と頻度

外壁塗装の費用は面積や使用する塗料にもよりますが、30坪ほどの一般的な住宅、標準的に使われることが多いシリコン塗料での塗装で考えると、約60万から80万円ほどかかります。屋根塗装は40万から60万円ほどです。

また外壁や屋根が塗装では対応できず張り替える場合は、外壁で約200万円、屋根で約150万円はかかってしまいます。そのため、大掛かりな補修が必要になる前にメンテナンスすることが長期的な費用の節約や住宅の保護の点で大切です。

外壁や屋根の工事には足場の費用が別途30万円ほどかかります。そのため、外壁と屋根のメンテナンスは一緒にすると費用が抑えやすいです。

バルコニーの防水工事は、10年に一度を目安にトップコートの塗り替えを行います。施工面積にもよりますが、トップコートの塗り替えであれば5万円から対応できます。防水層の補修が必要な場合は10万円以上必要です。

 

防蟻処理

防蟻処理

日本は高温多湿なため、シロアリ被害の対策も重要です。

シロアリは木を食べてしまうため、放置しておくと建物に重大な被害を与えます。そのため、早めのメンテナンスを意識しましょう。

メンテナンス内容

防蟻(ぼうぎ)処理は大まかに3つの方法があります。

・土壌の防蟻処理
・ベイト工法
・木材の処理

シロアリが侵入しやすい地面の近くに薬剤を散布し、地面からの侵入を防ぐのが土壌の防蟻処理です。また、床下の基礎や庭に、シロアリに効果がある毒エサをまくのがベイト工法です。

木材の処理は新築のときに行うのは簡単ですが、完成後の木材処理は手間がかかるため、あまり行われていません。

費用と頻度

防蟻処理は、新築から5年ごとにメンテナンスを行います。大まかに1坪あたり10,000円が相場です。一般的な住宅の場合10万円前後くらいになります。ただし、防蟻処理で実際にかかる費用は作業する家の状況によって大きく変わります。点検口はあるか、作業しやすいスペースはあるかなどで、価格が決まります。
そのため、上記の費用はあくまで参考程度に考えてください。

 

キッチンなどの設備の取り替え

キッチンなどの設備の取り替え

キッチンやトイレ、お風呂などの、機能や設備が物足りなく感じたり、カビや内装の劣化が気になったりすることもあります。そのような場合は、メンテナンスを行うとよいでしょう。

メンテナンス内容

キッチン設備で定期的にメンテナンスが必要になるのは水栓です。水栓は水漏れなどの不具合が起こりやすく、15~20年を目処に交換が必要になります。

また、キッチンやお風呂、トイレなどの設備が古くなってきた場合、交換することも選択肢として考えられます。
交換することで、キッチンは使い勝手がよくなり、お風呂は断熱性が向上し、トイレなどは節水・節電・防汚機能が向上します。

費用と頻度

水栓の水漏れなどの場合、補修する場合は大まかに15,000円ほど、水栓そのものを交換する場合は30,000~50,000円ほどが目安です。水栓は15~20年前後が寿命と言われているため、このくらいを目安にするとよいでしょう。

キッチンやお風呂、トイレなどの設備に厳密な寿命はありませんが、10年に1度状態を確認するとよいでしょう。

交換する場合はキッチンで100~200万円、お風呂で50~100万円、トイレで10万円以上の費用がかかります。

ただし、設備のグレードによってかなり金額も変わります。

こまめに掃除などをしておけば、ちょっとした補修で数十年使うことも可能です。

内装の壁紙

内装の壁紙

内装の壁紙も古くなったら、新しくするとよいでしょう。キッチンの油やタバコ等の煙は変色の原因になるほか、結露はシミやはがれの原因になります。こまめな換気と適切な湿度を保つことで、壁紙は劣化しにくくなり、メンテナンスの頻度も下げられます。

メンテナンス内容

壁紙やフローリングは古くなったら今あるものを取り除き、新しいものに交換します。このとき壁のそばや床の上ある家具は動かす必要があります。

費用と頻度

壁紙がきれいな状態を維持できるのは大まかに10年といわれています。しかし、湿気がこもっているような状態の場合、カビが生える、めくれてしまうなどの問題が起こります。このような状態でなければ見た目以外の問題はないため、無理に張り替える必要はありません。張り替える場合は、1平米あたり1,500~2,000円ほどが大まかな相場です。

なお、床のフローリングの張り替えは、余程劣化が見られるか見た目の印象が悪いのでなければ交換は不要です。適切に掃除をしていれば、10年以上経っていても問題なく、長い間使い続けられます。長持ちさせたいのであれば、こまめな掃除が大切です。

まとめ

今回は住宅のメンテナンスの内容、頻度、費用について解説しました。住宅を長持ちさせる、快適に過ごすために適切なメンテナンスは欠かせません。

これらのポイントを抑え、大切な住宅を長持ちさせましょう。