【イエテラスの新築コラム】土地購入前に近隣トラブルを避けたい!チェックする方法は?【太田市・桐生市・みどり市・伊勢崎市・足利市で新築住宅をお考えの方へ】
- 2022年01月22日
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皆さまこんにちは! いえとち本舗 群馬東毛店の浅沼です!
いよいよお家を建てると決めたら、まずは土地探し!
近くの商業施設や最寄りの交通機関といった利便性については誰もがチェックするポイントですが、そこが生活の拠点となるわけですから、候補地周辺の住環境にも目を向けたいところです。
せっかく快適なお家を建てたのに、ご近所とうまくいかないようなことがあれば、極端な場合引っ越しを余儀なくされることも。
今回は近隣トラブルの事例を挙げつつ、『トラブル回避のために事前にできること』にクローズアップしていきたいと思います。
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家にまつわる近隣トラブルの原因、多いのはこれ!
近隣トラブルの原因として、私としては大きく3つを挙げたいと思います。
わかりやすいように、よくある事例を架空の人物の身に置き換えてご紹介致します。
1→Aさんの場合:張り出した木から葉や枝、虫までもがうちの庭に!
Aさんが買った土地の隣家には立派な庭があって、大きな木が何本も生えています。
木そのものはお隣の敷地内にあり、境界線を越えていません。
ですが家を建てたあと、木の枝がAさんの敷地の上に張り出していることが気になり始めました。
秋には大量の葉や枝が落ちてAさん宅の庭に溜まり、春夏は木に寄ってくる虫にも悩まされます。
お隣に「敷地からはみ出ている木を切ってほしい」とお願いしても「昔からある木だから切れない」と断られてしまいました。
もし台風が来て枝が折れれば、Aさん宅にも被害が及ぶかもしれないのですが…。
こういった樹木のほかに、塀なんかも越境トラブルの原因となります。
古い住宅街だと家と家との境界線がはっきりしていないことがよくあるので、そこをまずクリアにしておくことが必要ですね。
2→Bさんの場合:日当たりが悪いのはうちのせい!?
Bさんはずっと空き地だったところに家を建てました。
当然、建築基準法にのっとって、周辺の家々との間隔は規定の距離を保っています。
ところがBさんの家が建ったことで、裏のお宅の日当たりが以前と比べて悪くなったようなのです。
裏の住人と顔を合わせるたびに「前は日差しが入って明るかったのに」とネチネチ言われ、辟易しているBさん。
そのうち何か嫌がらせをされるのではと不安を抱えて過ごしています。
長い間空き地になっていた土地に新しい家が建つと、「住環境が変わってしまった」と不満に思う近隣住民が少なからずいます。
土地の所有者でもない人に「冬はそこに雪を捨てていたのに」とまで言われると理不尽な話ですが、建てた人に非がなくてもこういうことってけっこうあるんですよ。
3→Cさんの場合:隣の家の屋根の雪が落ちてくる!
cさんは古くからの住宅地に土地を買いました。
お隣には屋根に勾配がついた昭和の造りのお宅が建っています。
夏場に下見に来ていると気が付きにくいのですが、cさんは「冬になると隣の屋根からうちの敷地に雪が滑り落ちてきそう」と感じました。
お隣の住人に雪止めの金具を付けてもらえれば一番いいのですが、経済的な理由で難しいとか、そもそもはじめからいい顔をしない方もいます。
そこでcさんは落雪被害を受けないよう、お隣から少し離して家を建てました。
それでも降雪量が非常に多い年はあるもので、ある時、想定以上の雪が一気に落ちてきてcさん宅に迫り、怖い思いをするはめに。
幸いcさん宅に被害はありませんでしたが、場合によっては外壁や敷地内の物置などが壊れていたかもしれません。
今後もし修理費用が発生するようなことが起きたら、お隣は代金を支払ってくれるのだろうかと心配です。
新築を建てるのであれば、最近の住宅の屋根は無落雪タイプであったり、一度に大量の雪が落ちにくい構造になっていたりするので、自分がよそのお宅に迷惑をかけることはあまりないと思います。
一方、排雪作業には注意が必要です。
玄関前や駐車場の雪かきをしたはいいけれど、どかせた雪を溜めておく場所が十分になく、ちょっとお隣にはみ出してしまった…こんなこともトラブルの原因になります。
不動産屋さんに依頼して土地購入前にトラブル予防!
家を建ててしまってからAさん、Bさん、Cさんのようなことが起きると、本当に困りますね。
私たちはハウスメーカーとして、トラブルの原因になりそうなことは事前に解消してから建てましょうと提案しています。
越境トラブルに落石トラブル関しては、土地を斡旋する不動産屋さんが隣家の状況を把握していることが多いです。
ただ、それに対処してもらえるかどうかはきちんと確認してください。
勾配のついた屋根なら「雪止め金具を付けてもらえないか」とか、木が張り出しているなら「そこだけでも切ってほしい」とか、不動産屋さんに交渉をお願いしてみましょう。
また、隣との境界をしっかり明示してから土地を引き渡してもらうこともすごく重要です。
どこが隣の土地との境目かを示す「境界石」が入っていない場合は、お金はかかりますがきちんと入れてください。
そうすれば隣からはみ出ているものの有無が判断できます。
左右に住んでいる人も「正確な境界はわからない」とか、「前の住人と仲が良かったから気にしなていなかった」とかっていうのはよくあることです。
「前の住人がいいって言ったから、敷地のこの辺は使っていいでしょう」というように、隣人と曖昧な口約束があった場合はトラブルのもとになりかねないので、しっかり境界を決めておきましょう。
周りにどんな人が住んでいるかチェックしておいてもらうのも一つの方法です。
トラブルの気配を少しでも察知したら、事前に防げることはやっておいたほうがいいと思います。
また、レアケースではありますが、前の住人がトラブルを起こすような人だと、新しい住人というよりもその土地自体にいい印象を持っていない人がいるということもあります。
不動産屋さんには「以前この土地にどんな人が住んでいたか」「周辺で住民同士のトラブルはないか」などということも聞いておきましょう。
近隣トラブル回避のためには自分でも動こう!
ご自身でできることとしては、土地の候補が絞れてきたら、購入を決める前にぜひ何度も足を運んでください。
できれば時間帯を変えて、朝と夜それぞれ行くのがおすすめです。
日中は賑やかだけれど夜は人通りがなくてさみしいとか、夜になると大きな音を出す人がいるようだとか、いろいろな発見があるはずです。
そして、土地を買って家を建てる日程が決まったら近隣への挨拶回りを。
大半の人は家ができてから行くようですが、もしご近所付き合いに不安を感じるなら着工前でもかまいません。
「これから家を建てますのでよろしくお願いします」という一言で回避できるトラブルもあるでしょう。
工事の音を不快に感じる人もいるかもしれませんが、一度顔を合わせていれば「ああ、挨拶に来てくれたあの人の家だな」と、いくらか気持ちが落ち着くはずです。
さらに挨拶ついでに、前から住んでいる人たちの生の声が聞ければいいですね。
ゴミ捨てをはじめとした地域のルールや過去のトラブル事例などの情報が得られれば、住んでからの参考になると思います。
土地購入前に調査も!近隣トラブルを避けよう
家を建てる際、土地そのものの良し悪しはもちろん、実際に大切なのは、住み始めてからトラブルなく過ごせるかということ。
トラブルのもととなるようなものがないか、必ず事前にご自身で足を運んでチェックしてください。
その際には不動産屋さんにも協力をお願いできるとスムーズです。
あとは建てる側としてもご近所に気遣いがあるといいですね。
例えば窓をどこにつけるかはオーナー様の自由ですが、お隣の大きな窓と向かい合わせにならないように気を配る必要があります。
先述した日当たりのトラブルについても、
でも自分の家のことにしか目が向いていなかったとしたら、考え方としては少々危険。
もし広くて融通が利く土地であるなら、裏のお宅に配慮して建物の配置を工夫することができたかもしれません。
以上を踏まえると、土地探しの際は不動産屋さんだけでなく、ハウスメーカーも交えて家の建て方、敷地の使い方まで考えながら進めていくと一番安心だと思います。
ご近所付き合いももちろんですが、社会で皆が不快な思いをせず生活していくうえでは、ご自身の為にも周囲への気遣いはとても必要ですね!
私自身も色々調べてみてとても勉強になりました。
是非ご参考にして頂けたら幸いです!
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